【学生必見】レポート・論文の種類別書き方まとめ

レポート

単にレポートと言っても、大学生が書く実験レポートと社会人の書く報告書の意味でのレポートは書き方がまったく違います。

その違いを分かっていないと

「実験レポートを書かなきゃいけないのに、報告書を書いてしまった…」

なんてことが起こります。

そういったミスを防ぐために、

この記事ではレポートの種類とそれぞれの書き方を紹介していきます。

【学生必見】レポートの種類と書き方まとめ

序論・本論・結論タイプ

一番基本となるレポートの構成。

大学でレポートと言われたら序論・本論・結論タイプか感想文ってくらい定番の構成です。

構成要素は序論・本論・結論の3段構成。

序論に「仮説・調査の結果・結論」、本論に「調べたデータと仮説の証明」、結論に「結論と考察」をそれぞれ書きます。

詳しい書き方は別記事で解説しています。

序論・本論・結論形式のレポート完全作成マニュアル

実験レポート

主に理系学生が書くレポートの構成。

構成要素は目的・材料や実験器具・実験手順・考察の4段構成(材料と実験手順は一緒でもOK)

目的に「実験をした目的」、材料・実験操作「実験で使った材料や器具」、実験手順に「実験でしたこと」、考察に「実験結果からわかること」をそれぞれ書きます。

詳しい書き方は別記事で解説しています。

【使い回せるテンプレ付】理系大学生のための実験レポートの書き方

小論文

ツイッターで誰でも簡単に小論文が書ける』という本によると、

小論文とは「自己問答のプロセスを文章化したもの」だそうです。

なので、最初に小論文の主題を設定して、主題に対する疑問とその疑問に対する回答を書き、さらに回答に対する疑問を書いて、その疑問に回答を書いて、というループを繰り返していけば小論文は書けます。

例えば、「レポート」を主題にすると、「そもそもレポートってどんな種類があるの?」という疑問が出てきて、疑問に対して「3段構成のやつ、実験レポート、読書感想文とか5種類くらいある」と回答して、「じゃあ種類によって何が違うの?」という疑問が出てきて・・・とループを回していきます。

大学入試の小論文は主題はすでに決まっているので、その主題に疑問を持って、疑問にデータを使って回答して、また疑問を探せばOKです。

卒業論文

卒業論文は文献研究論文調査・実験研究論文短い研究論文の3種類に分けられます。

文系の卒論が「文献研究論文」で、理系の卒論が「調査・実験研究論文」と「短い研究論文」って感じですね。

それぞれについて詳しく言及していると記事の長さがヤバいので、3つの基本構成だけを示しておきます。

文献研究論文の基本構成

  1. 自分の主張をまず述べる。
  2. その主張をしなくてはならない現状を分析する。
  3. 先行研究を批判的に吟味して、その現状に対する現在の論の問題点を明らかにする。
  4. その批判によって足場・証拠固めをして、自分の論を展開する。
  5. 最後に自分の議論への反省をおこない、今後の課題を提示する。

調査・実験研究論文の基本構成

  1. 本研究の目的と展開
  2. 研究の背景(課題の現状分析)
  3. 先行研究の検討
  4. 調査・実験の設定と方法
  5. 調査・実験の結果の分析と考察
  6. 本研究のまとめと今後の課題

短い研究論文

  1. 本文の要約とキーワード
  2. 本文(ここは前の2つと同じ構成で書く)

ざっくりまとめると、他の研究の問題点を指摘して、自分の主張を正当化するのが卒論の基本構成になりますね。

この他の研究の問題点を見つけるために、ゼミなんかで論文を読まされるわけです。

論文の詳しい書き方については『最新版 大学生のためのレポート・論文術』がおすすめなので一読してください。

読書感想文

なにげに出される課題レポート。

感じたことをメモしておいて、自分の経験と結びつけると個性が出るので良い感想文になります。

とはいえ何でもかんでも書いてるとそれだけで1冊の本ができてしまうので、

書きたいことは3つに絞りましょう。

 

一番伝えたいことから書きはじめるとその後も気分が乗ってどんどん書けるので、

メモに優先順位をつけておくと書きやすいかもです。

 

書き出しに迷ったら、「なぜこの本を読んだのか?」を最初に書くとスムーズに書きはじめられます。

また、自分のビフォー・アフターを「読む前は・・・。読んだ後は・・・」みたいに書くと、

その本をシッカリ読んだアピールになるのでおすすめです。

ビジネス文書

社会人になってから書く文書。

ざっくりいうと「内容が一読でわかり、大事なことが記憶に残りやすい文章」のこと。

構成要素は総論・各論の2段構成。

総論に「文書の目的と要約」、各論で「総論の詳しい説明」をそれぞれ書きます。

詳しい書き方は別記事で解説しています。

【マコなり社長おすすめ本】『書く技術・伝える技術』で学ぶビジネス文書の基本的な書き方

絶対知っておくべき「参考文献」の書き方・表紙の書き方

参考文献表の書き方

「参考文献」はどのレポートにも必要なのに余る詳しく教えてもらえません。

基本はレポート作成時につかった資料を全部載せるのですが、

「わからないことがあってみただけの資料」「見たけど結局使わなかった資料」「内容に直接関係がない資料」とかはカットしてOKです。

参考文献の詳しいルールについては、別記事で解説しています。

【コピペで完了!】引用・参考文献の表記ルール一覧

表紙の書き方

表紙については別記事の最後にテンプレートが置いてあるのでそれをコピペしてもらえばOKですので、記事リンクを貼って終わりにします。

【意外と知られてない】レポートの表紙の書き方

おまけ:実験ノートの書き方

レポートとは直接関係ないですが、理系の学生にとってレポートの次に書き方がわからないのが実験ノートだと思うので、実験ノートの書き方について書いておきます。

といっても実験ノートに明確な書き方のルールはないので、とりあえずはボールペンで記入することを徹底しておけばOKですね。

実験ノートについては別記事で解説しています。

【知ってると得する】実験ノートの書き方

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