「実験ノートってどうやって書けばいいんだろう?」
理系の大学生なら一度は疑問に思ったことがあると思います。
「というかそもそも実験ノートの必要性がわからない」って人もいるかもです。
この記事で実験ノートの書き方について詳しく解説していきます。
【知ってると得する】実験ノートの書き方
結論:書き方の統一ルールはない
実験ノートには明確な書き方がありません。
実験する人によって必要な情報は違うので、当然かも知れませんね。
とはいえ、書き込む内容はだいたい決まっているので、次の項で紹介していきます。
何を書けばいいの?
実験ノートには最低限、実験のテーマ・目的、使った試薬・装置、実験手順を書いておきます。
とはいえ学生なら多分プリント形式で実験テーマや手順が配られるので、それを後で貼り付けるだけでもOKです。
重要なのは実験で測定した数値や実験設定です。
これは実験をしてないと知り得ない情報なので、あなたが実験したことの証拠となるので絶対に実験ノートに書き込みましょう。
ちなみに、実験前や実験中に書き込んだという証拠にするので、
実験ノートは必ず現在形で書きましょう。
*書き方以前のルール
書き方のルールはありませんが、実験ノートには書き方以前の”お約束”があります。
それはノートにはボールペンを使って書くことです。
ボールペンは簡単に消せないので、データの改ざんを防いでくれます。
間違えた場合は二重線で訂正すればいいのでそんなに神経質になる必要はありません。
実験ノートを書く意味って何?
実験ノートは信頼できる研究記録として利用するために書きます。
他にもアイデアの備忘録、ToDoリストなんかにも利用できますが、
いちばん大事なのは研究記録を残すことです。
要は、本当に実験したという証明のために残すわけです。
また、実験ノートは不正から貴女を守る証拠にもなります。
実験手順がパクられても、詳しく実験ノートを書いていれば、極論裁判でも勝てます。
自分を守るため、実験ノートをしっかり書いてください。
実験ノートについて紹介している唯一の書籍を紹介
『誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方』は実験ノートについて言及している結為一の書籍だと思います。
実験ノートに書くべきことを実験前・実験中・実験後の場面別に解説してくれています。
個人的には学生レベルではこんな細かく書かなくていいと思いますが、
実験ノートの書き方をより詳しく知りたい方にはおすすめの本です。
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